おっすおっす!セルフ出版で「売れる」を引き寄せるDO/DON’T完全ガイド(Kindle中心)
まずはオタク挨拶から——推し本は自分で作って供給する時代ッ!(`・ω・´)
同人・自費出版・Kindleのセルフ出版は、アイデアから販売までを自分で走り切れる最高の沼。だけど“作っただけ”では売上は伸びない。この記事では、**売上を決めるために「やるべきこと」と「やってはいけないこと」**を、企画→制作→販売→継続の流れでぎゅっと整理するよ。実務寄りに落とし込むので、今日から手を動かせるはず。
前提:売上は「見つかる力 × 欲しくなる力 × 続く力」
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見つかる力(露出):検索・ランキング・広告・SNSで見つかるか。
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欲しくなる力(転換):カバー、タイトル、説明文、試し読みで心を刺せるか。
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続く力(LTV):シリーズ化、既読者の再購入、レビュー・口コミ、著者ファン化。
どれかひとつでも欠けると失速。逆に、地味でも三つを噛み合わせると売上は積み上がる。
やるべきこと(DO)
1)企画と設計:勝ち筋を最初に作る
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読者像(ペルソナ)を1人に絞る:「通勤20分で読める異能バトル短編が好き」「30代女性、自己啓発より実務Tips派」など具体化。
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約束(USP)を一言で言えるように:「“会話で進む魔法理論”を、理系ノリで語る青春ファンタジー」みたいに他との差。
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検索起点でタイトル案を作る:読者が打ちそうな語を先頭寄りに入れる(例:実用なら「速習」「図解」「テンプレ」など)。
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シリーズ前提の骨組み:同一世界観・統一カバー・巻末に次巻導線。既読が次へ流れる“読了→購入”の水路を最初から作る。
2)制作:読む体験の摩擦を消す
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編集と校正は別工程:執筆→推敲→第三者の校正(誤字・体裁)→最終整形。
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プロ水準のカバー:ジャンルの“記号”を守る(ロマンス、ビジネス、ダークファンタジーで色・構図・フォントは違う)。縮小表示でも可読に。
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本文設計:
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目次は見出しを動詞で(「〜とは」より「〜を始める」「〜を判断する」)。
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スマホ読み前提で段落短く、図版はコントラスト強め。
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巻末に著者メモ/次巻試し読み/メルマガ登録QR。
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フォーマット:Kindle用に縦横どちらでも崩れないスタイル。見出し階層、強調は太字中心、装飾は最小限。
3)販売ページの“刺さり”づくり
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タイトル/サブタイトル:
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検索語+ベネフィット(例:『図解 1日10分で分かる確率統計 ― データの“勘違い”を減らす最短メソッド』)。
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商品説明(リード文→箇条書き→保証):
1行目で読者の悩みを代弁→得られる結果→箇条書きで目玉→対象読者→試し読み誘導。 -
A+コンテンツ(商品ページ下部):章構成や図版サンプル、レビュー抜粋を画像で視覚化。
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著者ページ整備:一貫プロフィール+他作品を棚化。信頼が転換率を上げる。
4)カテゴリとキーワードの最適化
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**カテゴリは“ピンポイント × 競合薄め”**を優先。ランキング上位表示=露出増。
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キーワード7枠は目的別に:
1〜3枠=主検索語、4〜6枠=関連サブトピック、7枠=購買シチュ(「短時間」「初心者」「実例」など)。 -
メタデータは事実ベース:釣りや無関係語は違反&逆効果。
5)価格戦略
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ローンチ価格:初週は少し下げて購入+KU既読ページを稼ぎ、ランキングで露出を取る。
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心理価格:実用書は¥499/¥799/¥999帯、小説は短編¥250前後〜、中長編は¥350〜¥650が目安(※原価はほぼゼロでも“価値の自己申告”は大事)。
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KDP Select(独占):Kindle Unlimitedの既読で収益化+キャンペーン(無料/カウントダウン)活用。独占が嫌なら外部販路も検討。
6)発売計画(2週間スプリント例は後述)
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**事前読者(ARC)**にPDF配布→感想回収→修正→発売日固定。
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プリオーダーで商品ページを先出し、URLを広告・SNSで育てる。
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発売当日の同時打ち:SNS投稿、メルマガ、固定ツイ(X)、ノートやブログ同時公開、スペースや配信で口頭誘導。
7)レビューの集め方(合法・継続)
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巻末に**「読了したらひとことレビューお願いします」**の明記。
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ARC読者へ金銭対価なしでレビュー依頼(条件やNG行為を最初に共有)。
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読者コミュニティ(Discord/Slack/フォーラム)で感想ハイライトを紹介し、自然な口コミを循環。
8)広告・集客の基本線
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まずは無料で回す動線:
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既存プラットフォーム(Twitter/X、Bluesky、note、ブログ、カクヨム/なろう等)で連載→書籍版へ誘導。
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コラボ配信やスペースで他者の読者に接点を作る。
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有料は“小さくテスト→当たりに寄せる”:
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1日少額でクリエイティブABテスト(カバーの色、1行目の違いなど)。
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指標はCTR(クリック率)→CVR(商品ページ転換率)→CPE/KENP単価。
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外部流入を嫌がらない設計:商品説明の最上段に試し読み直行の行動喚起。
9)継続販売(Evergreen化)
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シリーズ/関連作を半年内にもう1冊。既読→次作の“リードスルー”が売上の芯。
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メールリストでローンチ告知→発売後の補遺(加筆PDF、未公開SS)で満足度を上げる。
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棚卸し更新:カバー差し替え、説明文の1行目刷新、A+追加。小さな改善を月1で。
やってはいけないこと(DON’T)
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有償レビュー・レビュー交換:規約違反&検出リスク。長期的に信用を失う。
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無関係キーワード/誤分類:短期露出はあっても回遊率とレビューで即バレ。検索体験を壊す行為は自分の首を締める。
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釣りタイトル/過大な実績表記:「1週間で人生が変わる」等の断定乱発は炎上の種。
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低品質量産(未編集AI文の投下など):文体破綻・重複・事実誤りは読者離反とアカウントリスク。AIは下書き補助までに留め、必ず人間編集。
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著作権侵害・商標乱用:既存IPの二次創作はガイドライン厳守。カバーや説明文に登録商標を無断で使わない。
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ページ水増し/重複出版:同内容の分冊乱発や文字巨大化はNG。
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スパム告知:無差別DM、タグ乱用は通報→アカBANのイージーコース。
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割引の常態化:定価の信頼を損ない、セール時しか動かない体質に。
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広告や外注の一括投資:検証なしの高額支出は事故る。小さく回して学習。
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数字を見ない執筆:ダッシュボード、広告レポ、レビュー傾向を見ずに気合で連投は運ゲー。
2週間ローンチ・タイムライン(例)
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D-14〜D-10:企画確定/タイトルAB/カバーモック3案→ARC募集。
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D-9〜D-7:編集・校正→A+素材制作→商品説明初稿。プリオーダー公開。
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D-6〜D-4:SNSで連載抜粋/試し読み公開。レビュー依頼リマインド。広告小額テスト開始。
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D-3:商品説明の1行目AB、カバー微調整。著者ページ整備。
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D-2:メルマガ予告、予約者向け特典(電子しおり/壁紙)。
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D-1:固定ツイ&予約カウントダウン。メディア(ブログ)で見どころ記事。
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発売日(D0):全チャネル同時告知、スペース配信。初週は価格を少し下げて勢いづけ。
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D+1〜D+3:レビュー掲載の御礼紹介→二次波。広告は勝ちクリエイティブに予算寄せ。
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D+4〜D+7:関連記事を2本公開、関連作の冒頭を巻末に追加。
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D+8〜D+14:カバー縮小検証→差し替え判断。説明文の見直し。次作企画をティザー。
計測ダッシュボードの見方(最低限)
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PV→カート率(CVR):商品ページ訪問のうち購入に至った割合。1行目とカバーで改善。
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CTR(広告/SNS)→商品ページPV:興味の強さ。サムネ映えが命。
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KENP既読(KU)→読了率/続巻率:コンテンツの強度。序盤のフックと章末の次章導線を改善。
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レビュー数/平均評価:巻末CTAと読後体験の良さ。クレームは即修正版更新で信頼回復。
使い回せるテンプレ
商品説明テンプレ(実用書)
たった**[時間/回数]で、[読者の悩み]を[望む状態]**に近づけるための本です。
本書で得られること
・[成果1]
・[成果2]
・[成果3]
こんな方に: [対象読者像]
試し読みから合うか確かめてください。合うなら、今日から始められます。
商品説明テンプレ(小説)
**[ジャンル記号]と[差別化点]**が交差する、ページをめくる手が止まらない物語。
あらすじ(100字前後)
[主役]は[目標]のために[行動]するが、[障害]が立ちはだかる——。
こんな人に: [読者像]/続巻情報: [予定時期]。
著者プロフィール
[肩書き1]。好きなものは[作品/ジャンル]。
読者の時間を無駄にしない本を目指して執筆中。最新情報は[ニュースレター/サイト]へ。
SNS投稿(発売日)
【新刊でました】『[タイトル]』
✅[ベネフィット1]/✅[ベネフィット2]
試し読み▶[短縮URL]
感想タグ #読んだ[作品名]
クイックチェックリスト
DO
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ペルソナ1人/USP一言/シリーズ設計
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プロ水準カバー/スマホ最適本文/巻末導線
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タイトル=検索語+ベネフィット/A+充実
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競合薄めカテゴリ+適切キーワード7枠
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初週価格/KDP Select検討/プリオーダー
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ARCで初期レビュー/発売同時打ち
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メールリスト/月1の棚卸し改善
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指標=CTR→CVR→KENP→続巻率を継続監視
DON’T
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有償レビュー・交換依頼
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無関係キーワード/誤分類
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釣りタイトル/誇大広告
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未編集AI文の量産
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侵害・商標乱用/ページ水増し
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スパム告知/割引常態化
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一括投資・検証なし運用
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数字を見ない執筆
まとめ:推し本は“作る”だけじゃなく“育てる”
セルフ出版は、作品=プロダクト/著者=ブランド/読者=コミュニティの三位一体。派手な裏技より、見つかる・欲しくなる・続くの地道な改善が最強の必殺技だよ。
さぁ、今日のタスクは——
1)タイトル1行を5案書き換える、2)カバーの縮小表示チェック、3)説明文の1行目を“悩み→結果”で更新。
では、いってらっしゃい!沼の深みで会おうぜ☆彡
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こみつです。よろしく!