【Go言語入門】最短で習得するための「入門の入門」ロードマップ
「Go言語(Golang)を勉強してみたいけど、どこから手を付ければいいかわからない」 「環境構築でエラーが出て、コードを書く前に挫折した」
そんな経験はありませんか?
Go言語はGoogleが開発した**「シンプル・高速・堅牢」**な言語です。実は、学習の順序さえ間違えなければ、他の言語に比べて非常に習得しやすい言語でもあります。
この記事では、初学者が迷わず、最短距離でGoの感覚をつかむための**「効率的な学習ロードマップ」**を紹介します。
1. 準備:最初は「インストールしない」が正解
効率よく学ぶための最大のコツ。それは、**「いきなり自分のPCに環境構築をしないこと」**です。
プログラミング学習の最初の壁は、文法ではなく環境構築です。ここで時間を溶かすのはもったいない!Goにはブラウザ上でコードを実行できる公式ツールが用意されています。
最初の3日間は、ここだけで十分です。「コードを書く → Runボタンを押す → 結果を見る」というサイクルを回し、まずはGoの空気を吸うことに集中しましょう。
2. これだけ覚えればOK!学習の「優先順位」
Go言語の仕様は非常にコンパクトですが、全てを一度に覚える必要はありません。 実務でも頻繁に使う**「重要な5つの概念」**に絞って学習しましょう。
① 基本構文(変数・ループ・分岐)
変数:
varや:=を使います。型推論(自動で型を判別する機能)があるため、サクサク書けます。ループ: ここが重要です。Goには
whileがありません。繰り返し処理はすべてforだけで書きます。分岐:
ifやswitchを使いますが、条件式にカッコ( )が不要なのが特徴です。
② データの扱い(スライスとマップ)
配列(Array)はあまり使いません。以下の2つを徹底しましょう。
スライス (Slice): 長さが変えられる「リスト」。Goでデータを扱う際の主役です。
マップ (Map): Pythonの辞書(dict)のようなもの。キーと値のペアを管理します。
③ 構造体 (Struct)
Goには「クラス(Class)」がありません。 代わりに 構造体 (Struct) を使ってデータをまとめます。「ユーザー」という箱を作り、そこに「名前」「年齢」を入れるイメージです。
④ インターフェース (Interface)
少し難しい概念ですが、初心者のうちは**「共通のルールを決めるもの」**と捉えておけばOKです。後回しにしても構いません。
⑤ エラーハンドリング
Goには try-catch(例外処理)がありません。
「関数がエラーを返して、それを if でチェックする」のがGoの流儀です。
f, err := os.Open("filename.ext")
if err != nil {
// エラーがあればここで処理(ログを出して終了など)
log.Fatal(err)
}
// エラーがなければ処理続行
この書き方はGoを書く上で避けて通れません。今のうちに目に焼き付けておきましょう。
3. 挫折しないための「Goのマインドセット」
他言語(Java, Python, Rubyなど)の経験がある人ほど、Goのシンプルさに戸惑うかもしれません。以下の心構えを持っておくとスムーズです。
「退屈」は褒め言葉である
Goはあえて機能を少なくしています。「書き方が1通りしかない」ということは、**「誰が書いても読みやすいコードになる」**というメリットがあります。トリッキーな書き方を探すのではなく、愚直に書くことが正解です。
「並行処理」は後回し
Goの目玉機能である Goroutine(ゴルーチン)や Channel(チャネル)は強力ですが、基礎がおろそかな状態で手を出すと混乱します。まずは普通の処理が書けるようになってから学びましょう。
4. おすすめの学習リソース
迷ったら、以下の2つだけを見てください。
公式のチュートリアルです。ブラウザ上で実際に動かしながら学べます。
コツ: 後半の「Concurrency(並行処理)」は難しいので、最初は飛ばしてOKです。
「ファイルの読み書きはどうやるんだっけ?」「JSONのパースは?」といった時に使える、実用的な逆引き辞書サイトです。
まとめ:今日から始めるアクション
Go言語は、エンジニアとしてのキャリアを広げる強力な武器になります。まずは以下のステップから始めてみてください。
A Tour of Go を開く。説明を読むだけでなく、コードを書き換えて「Run」してみる。
まずは
Methods and interfacesの章まで完走を目指す。
シンプルでパワフルなGoの世界を、ぜひ楽しんでください!

0 件のコメント:
コメントを投稿
こみつです。よろしく!