言葉の感じ方、文章の感じ方 〜「読む」って、ほんとは「感じる」ことなんだ〜
こんにちは、早苗ですっ!
今日はちょっと真面目なお話。「言葉の感じ方、文章の感じ方」について書いてみたいと思います。
ふだん私たちは当たり前のように言葉を使ってるし、文章も読んでるよね。でも、ちょっと立ち止まって、「どうしてこのフレーズに心が動かされたんだろう?」とか、「この言い回し、なぜか頭から離れないな」って思ったこと、ない?
私は小説を書くのが好きで、もちろん読むのも大好き。アニメのセリフに泣いたり、ラノベの一文にキュンとしたり、マンガのモノローグに心を撃ち抜かれたり、しょっちゅうしてる。
でも、それってただ「意味を理解した」だけじゃない。もっと感覚的で、もっと感情的で、そして時には理屈じゃ説明できないくらい、「感じてる」んだよね。
ことばは、音でもあり、イメージでもあり、記憶の鍵でもある
まず、「言葉の感じ方」って何?って話だけど、私にとって言葉って、ただの記号や意味じゃなくて、音とか、リズムとか、イメージとか、記憶と結びついたものなんだ。
たとえば、「さよなら」って言葉。
この一言だけで、どれだけの物語が浮かぶ?
別れ、終わり、新たな始まり、涙、後悔、解放…それこそアニメの最終回とか、ゲームのエンディングとか、いろんな情景が頭の中で一気に再生される。
逆に、「おかえり」って言葉には、安心感とか、温かさとか、帰る場所がある喜びが詰まってる気がしない?
この「音」や「響き」だけで、心のどこかがホワッとなる。
つまり、言葉はただ意味を伝えるためのツールじゃなくて、「感じるための触媒」なんだと思う。
文章って、読むんじゃなくて浴びるもの!?
これは個人的な感覚だけど、良い文章って「読む」っていうより、「浴びる」って感じがするんだよね。
ライトノベルとか読んでて、「あ〜この表現うますぎてエグい!!」ってなることない?
比喩が秀逸すぎて膝から崩れ落ちそうになったり、語尾の選び方ひとつでキャラの心情がビンビン伝わってきたり。
特に、情景描写とか心理描写がうまい作家さんの文章は、もうそれだけでアート。
たとえば村上春樹の小説を読んだとき、「何が起こったのか」はあんまり覚えてないけど、「どう感じたか」は強烈に残ってたりする。
あるいは、ラノベ作家の川上稔さんのように、「情報量が爆発してるのに不思議とリズムが良くて読みやすい」っていう不思議な魔法もある。
そういう文章に出会うと、「ああ、これは読むものじゃなくて、浴びるものだ」って思う。
言葉のシャワーを浴びて、気づいたら心がずぶ濡れになってるの。
読む人によって感じ方が変わる、それが文章の不思議
そしてね、同じ言葉でも、読む人によって全然違う風に感じられるのがまた面白いところ。
たとえば「雨が降っている」という一文。
これはただの天気の描写だけど、読者が失恋したばかりなら、「涙のような雨」と感じるかもしれないし、植物を育ててる人なら「恵みの雨」と感じるかもしれない。
つまり、読むっていう行為は、作者の意図と読者の感情が交差する「化学反応」なんだよね。
そこに、正解も間違いもない。
だからこそ、小説とか詩って、何度も読み返すたびに印象が変わったりする。
私も、自分で書いた作品を数年ぶりに読み返して、「あれ? こんなに切なかったっけ?」って驚くことがある。
当時の自分と今の自分では、言葉の受け取り方が変わってるんだと思う。
推しのセリフが尊いのは、言葉以上の何かが込められてるから
オタク視点でもちょっと語らせて…!!
推しキャラのセリフって、なんであんなに刺さるの?
「大丈夫、君ならできる」とか、文字だけで見たらすごく普通なのに、推しが言うと涙腺崩壊案件になる。
それってたぶん、その言葉に至るまでの「積み重ね」があるから。
そのキャラの背景、関係性、状況…全部を知ってるから、その言葉が「意味」じゃなくて「体温」として伝わってくるんだよね。
これはまさに「感じる」読書体験の極致だと思う。
たとえば、某ロボットアニメで有名な「あなたは、死なないわ。私が守るもの」ってセリフ。
あれ、言い方・タイミング・状況が揃ってるからこそ、あんなに刺さるんだよ…尊い…(語彙力喪失)。
言葉って、受け取る人の心で完成するんだ
つまりね、言葉って「誰かが言った/書いた」だけじゃ完成しないんだと思う。
それを受け取る人の心があって、初めて意味を持つ。
そしてその意味は、感情や経験によってどんどん変化していく。
だから私は、「言葉を尽くして伝えたい」と思うし、逆に「言葉を信じたい」とも思う。
誰かの一文に救われることもあるし、たったひとつの言い回しが、自分の世界を変えてくれることもあるから。
最後に:言葉に敏感であることは、生きづらさでもあり、強さでもある
ちょっとしんみりしちゃうけど…
言葉に敏感な人って、傷つきやすかったりもする。
ちょっとした言い回しに引っかかったり、自分の伝え方に悩んだり。でも、それって「感じる力」が強い証拠なんだよ。
だから私は、自分が言葉にこだわってしまうのも、文章で感情を伝えたいって思うのも、「自分らしさ」だと思ってる。
その繊細さは、物語を読むときに「誰よりも深く感じられる」っていう強みにもなるから。
ここまで読んでくれてありがとう!
言葉って、ほんとに奥が深いし、可能性が無限にある。
これからも、たくさんの素敵な言葉や文章に出会えますように✨
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